前回の記事「AI×BGM副業をAIに相談したら反対されました。でも、その答えが間違っていました」の最後で、こう書きました。「実際に曲を作ってみたら、思っていた場所とはまったく違うところでつまずきました。その話は次の記事にまとめます」。今日はその続きです。
9月7日、AI音楽生成サービスのSunoで、有料のProプランに入りました。月1,500円、年払いなら月あたり1,200円です。ブログは127本書いて収益はまだ0円のまま、先に課金しました。作曲も楽器も譜面も、私には何ひとつできません。それでも触り始めてすぐ、つまずいた場所は、想像していたところとはまったく違いました。
AIが作ってくれるのに、なぜ「作曲でつまずく」と思っていたのか🎹

40代になった今まで、音楽制作は完全に未経験です。メロディの作り方も、楽器の弾き方も、譜面の読み方も分かりません。だからSunoを触る前は、「作曲でつまずくはず」と思い込んでいました。メロディが作れない、構成が組めない。そのあたりで手が止まるだろうと考えていたのです。
ところが実際は、そこでつまずきませんでした。Sunoは1回の指示で、複数の曲を一気に作ってくれます。何をどう組み立てるか、私が考える場面はありませんでした。最初にこれを見たときは、素直に感動しました。
つまずいたのは「作る」ではなく「選ぶ」ところでした🤔

つまずいたのは、曲ができたあとでした。何曲も聴いているうちに、どれが良いのか分からなくなったのです。作曲も楽器もやったことがないので、「このコード進行がいい」「この展開が単調」というような違いを、言葉にできません。良いか悪いかを判断する物差しが、自分の中にありませんでした。
1曲だけを聴いているうちは、まだ気になりませんでした。ところが3曲、5曲と増えていくと、さっき聴いた曲と今聴いている曲の違いが、頭の中でごちゃまぜになっていきました。「作ってもらう」ところで終わらず、そこから先に、こんな壁があるとは思っていませんでした。
実際に作った曲は、9曲ほどです。そのうち2曲は明らかに外れでした。1曲は、指示していないのに男性の歌声が入ってしまいました。作業用BGMを作るつもりだったので、これは聴いた瞬間に分かります。でも残りの7曲は、良い悪いの境目がはっきりしませんでした。
Sunoのダウンロード事情
- Sunoには曲をダウンロードできる数に上限がある(Proプランで月20曲)
- 今回は5曲ダウンロードして、枠を使った
- 「この曲をダウンロードしていいか」を1曲ずつ考える必要があった
曲は無限に作れても、ダウンロードできる数には限りがあります。だから「なんとなく良さそう」で流していくわけにはいきませんでした。1曲ずつ、ダウンロードする価値があるかを考える必要があったのです。
曲名が全部同じで、どれがどれだか分からなくなりました🏷️

選ぶ以前に、区別すらできない問題も起きました。Sunoが自動で付ける曲名が、作った曲のほとんどで「Midnight Lullaby」になったのです。理由は分かりません。とにかく画面には、同じ名前の曲が何個も並びました。
やったこと
- 曲名では区別せず、曲の長さで見分けた(4分35秒・4分17秒など)
曲名を見ても、どの曲か分かりません。そこで頼りにしたのが、曲の長さでした。4分35秒の曲、4分17秒の曲、というように、再生時間の数字だけが、曲同士を見分ける手がかりになりました。
説明に書いてあったことを信じかけて、耳で気づきました👂

お手本にしていたYouTubeチャンネルの説明欄に、「percussionless(打楽器なし)」と書いてありました。私はそれを読んで、打楽器を入れない方向で曲を作りかけました。文字にそう書いてあったので、疑わずに従おうとしたのです。
ところが実際にその曲を自分の耳で聴いてみると、様子が違いました。主役はサックスで、ブラシで叩くスネア(小さな打楽器)も、しっかり入っていたのです。説明欄の文字を信じかけていた私は、耳で聴いて初めて、それが違うと気づきました。
文字で書かれた情報より、自分の目や耳で確かめたほうが正しいことがある。これは、AIに19枚のサムネイルを作らせたときにお手本の選び方を間違えていた話でも感じたことと、同じでした。
気をつけたいこと
- 説明欄や解説の文字だけを信じて、方向を決めない
- 実際に自分の耳で聴いて(目で見て)確かめてから判断する
「ながら聴き」で選ぶことにしました🎧

言葉で良し悪しを説明できないなら、別のやり方で選ぶしかありません。そこで私は、Sunoの👍👎ボタンを「仕分け箱」として使うことにしました。良いか悪いかを決めるのではなく、「もう一度聴きたいかどうか」だけで仕分けるのです。良し悪しの理由を考えなくていいので、これだけで迷いがかなり減りました。
聴き方も変えました。作るのは作業用BGMです。だったら、正座して聴き比べるのではなく、実際に作業をしながら流して、気が散るかどうかで判断すればいい。使われ方と同じ聴き方で選ぶことにしました。
やったこと
- 👍👎ボタンを「もう一度聴きたいか」だけで仕分ける箱として使った
- 作業をしながら流して、気が散るかどうかで判断した
- 最後の1〜2分は聴かなくてよいと割り切った(どうせ動画にするときにカットするため)
やらなかったこと
- 正座して、音楽的な良し悪しを言葉で説明しようとする聴き方
- 9曲すべてを最後まで通しで聴くこと
この方法で、5曲を選び終えました。音楽の知識がなくても、「ながら聴き」で気が散らないかどうかなら、判断できました。
数日聴き続けたら、違いが分かるようになりました🌱

9月9日、Suno側が曲を作るしくみを、新しい世代のものに切り替えました。私が気づかないうちの切り替えでした。私はいつもと同じ設定で、新しく曲を作ってみました。
聴いてみると、「昨日までの曲と若干違う感じがする」と気づきました。何がどう違うのか、まだ言葉にはできません。それでも、違うということだけは分かりました。そこで、新しい世代で作った曲は、いったん採用を保留にしました。
数日前の私は、「何曲聴いてもどれが良いか分からない」と言っていました。その私が、違いに気づけるようになっていたのです。音楽の知識が急についたわけではありません。同じようなものを、何度も聴き続けたからだと思います。
この記事のまとめ
- Sunoは曲を「作る」ところではなく、「選ぶ」ところでつまずいた
- 曲名が同じで区別できず、曲の長さで見分けた
- 説明欄の文字を信じかけたが、耳で聴いて違いに気づいた
- 「ながら聴き」と👍👎の仕分け箱で、5曲を選び終えた
- 数日聴き続けたら、違いに気づけるようになった
AIがいくらでも曲を作ってくれる時代に、難しいのはむしろ、自分の中に選ぶ基準を持つことのほうでした。それでも今回分かったのは、その基準は、最初からなくても、聴き続ければ育つということです。
ブログのほうは128本書いて、まだ収益0円です。その現在地は、副業ブログで月1万円を目指すロードマップの記事にまとめています。40代・音楽制作未経験の私が、この5曲をどう1本の動画にして、どう投稿するところまでたどり着いたのか。ここから先も、そのまま書いていきます。


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