AIで作った作業用BGMの1時間動画を、YouTubeに2本出しました。
1本目を出したあと、曲の中に入っていた無音を見つけて直しました。それで直ったと思っていたのですが、あらためて通して聴くと、曲の変わり目がまだ「なんとなく変」でした。困ったのは、どこがどう変なのかを自分で説明できなかったことです。
クロコ(私がいつも作業を手伝ってもらっているAI)に音の大きさを測ってもらったら、原因は曲そのものの終わり方にありました。5曲とも、最後には音が完全に消えていたのです。
この記事は、「なんとなく変」から原因にたどり着くまでの記録です。AIで作った曲をつないで長いBGMにしたい人が、同じところでつまずかないように書きます。
直したはずなのに、まだ「なんとなく変」でした🎧

前回は、AIが作った曲の中に無音が入っていた話を書きました。5曲のうち4曲で、曲の途中に2秒から4秒の無音が入っていたので、そこを詰めてつなぎ直しました。
それで直ったつもりでいました。ところが、できあがった1時間を通して聴くと、曲の変わり目でまだ引っかかるのです。
言葉にすると、こうなります。音が小さくなって、一瞬消えて、次が始まる。それ以上はうまく説明できませんでした。ぷつっと切れているわけでもなく、耳障りな音が鳴るわけでもありません。ただ、そこだけ流れが途切れる感じがしました。
ひとつだけ先に書いておきます。私はSunoの有料プランを解約すると決めていて、その理由と確認したことは解約の前に確認した2つのことに書きました。ただ、ダウンロードまで済ませた曲は解約したあとも使えます。だから手元に残っている曲で2本目を作りました。曲を新しく作り続けるのではなく、すでにある曲をきちんと形にする作業です。
5曲すべて、最後は完全な無音まで落ちていました📉

クロコに、5曲それぞれの音の大きさを最初から最後まで測ってもらいました。
結果は、5曲すべて同じでした。最後の4秒から6秒のあいだで、音がほぼ完全な無音まで落ちきっていたのです(音の大きさを表す数字でいうと、マイナス80デシベルです)。
理由を考えて、腑に落ちました。Sunoは「曲」を作っています。曲なら、最後は自分でフェードアウトして終わるのが自然です。つまり、頼んだとおりのものが返ってきていたわけです。
けれど、私が欲しかったのは曲ではありませんでした。1時間のBGMを組み立てるための素材です。素材なら、終わりは鳴ったままでいてくれたほうが都合がいい。ここがずれていました。
つなぎ目が不自然になっていた仕組み
- 曲の最後の4〜6秒で、音が完全な無音まで落ちきっている
- AIが「曲として終わるように」自分でフェードアウトを付けているため
- だから、どんなにうまくつないでも「小さくなる→一瞬消える→次が始まる」になる
直し方は単純でした。終わりかけの部分を切り落として、まだ音が鳴っているところ同士をつなぎます。曲としては途中で終わることになりますが、BGMとしてはそのほうが自然に流れました。
原因は3つあって、1つは自分の道具のバグでした🔧

調べてもらったら、つなぎ目が不自然になっていた原因は1つではありませんでした。3つ重なっていました。
| 原因 | 中身 |
|---|---|
| ①曲の中の無音 | Sunoが作った曲の途中に、2〜4秒の無音が入っていた(前回の記事) |
| ②二重のフェード | 曲をつなぐときに、音を小さくする処理を2回かけていた |
| ③曲の終わりのフェードアウト | 曲の最後が、完全な無音まで落ちきっていた |
このうち②は、曲をつなぐためにクロコが書いてくれたプログラムの間違いでした。音を重ねてつなぐ処理と、音を小さくする処理が二重になっていて、つなぎ目だけ余計に音が小さくなっていたのです。しかもこれは、1本目を作ったときからずっと入っていました。
私はこのとき、AIが作った曲のほうばかり疑っていました。AIが作った道具のほうは、疑う対象に入れていませんでした。
ここで持ち帰ったこと
- AIに作ってもらった道具も、疑う対象に入れる
- 「作ったもの」だけでなく「作るための道具」にも間違いは入る
切りすぎると、今度はフレーズが途切れました✂️

「終わりかけを切る」と決めたあとに、もうひとつ迷いが出ました。どれくらい切るか、です。
3つ試して、聴き比べました。
| 切る量 | 聴いた印象 |
|---|---|
| 切らない | 音が消えてから次が始まる |
| 2〜4.5秒ぶん切る | つなぎ目が分からない(これに決めました) |
| 2〜9.5秒ぶん切る | フレーズが途中で断ち切られて不自然 |
測った数字の上では、多く切るほど無音は減ります。数字だけを見れば、たくさん切るほうが良いはずでした。けれど実際に聴くと、切りすぎたほうは今度は別の不自然さが出ました。演奏の区切りの途中でぶつっと次に移るので、かえって気になるのです。
ちょうどいい量は、数字では出てきませんでした。最後は自分の耳で決めました。
聴き比べるときの工夫も書いておきます。直すたびに1時間を聴き直すのは現実的ではないので、つなぎ目のところだけを切り出した短いファイルを作ってもらいました。それから、案は1つずつ出してもらいました。3つまとめて渡されたときは、どれがどれだか分からなくなってしまったからです。
「なんとなく変」でも、伝えてよかったです👂

今回、私が言えたのは「なんとなく変」だけでした。それでも、原因は3つ見つかりました。
曲を選ぶところでつまずいた話でも感じましたが、音の良し悪しを言葉にするのは、私にはとても難しいことです。うまく説明できないから黙っておこう、と思いかけました。でも、違和感があると伝えさえすれば、どこがどうなっているかはAIが測って探せます。言葉にするところまで自分で背負う必要はありませんでした。
次に試すことも決めています。曲を作るときの指示文に、「フェードアウトせずに終わる」という意味の次の言葉を足してみる、という方法です。
no fade out ending, continuous, no endingうまくいけば、切る作業そのものが要らなくなるかもしれません。ただし、これはまだ試していません。効果があったかどうかは、確かめてから書きます。
数字も正直に書いておきます(2026年9月18日時点)。1本目は視聴112回、サムネイルが押された割合は5.1%、見た人が平均して動画の何%まで見たか(平均再生率)は16.6%でした。2本目はこの日に公開したばかりです。登録者は1人、収益は0円のままです。つなぎ目を直した効果が数字に出るかどうかは、これから見ていきます。
この件で持ち帰ったこと⭐

この記事のまとめ
- AIが作った曲は、最後に自分でフェードアウトして「曲として」終わる
- だから、つないで長いBGMにすると「消えてから次が始まる」つなぎ目になる
- 終わりかけを切ってつなぐと直るが、切りすぎると今度はフレーズが途切れる
- ちょうどいい量は数字では出ず、最後は自分の耳で決めた
AIに何かを作ってもらうとき、頼んだとおりのものが返ってきていても、自分が欲しかったものとは形が違うことがあります。今回は「曲」と「BGMの素材」の違いでした。できあがったものを見て違和感があるなら、その違和感のほうが正しいことがあります。
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